SSブログ

雌綱出発 お綱祭り(大西地区編)② [お祭り]

 散々、泥相撲に興じて泥だらけの顔が乾いた頃、雄綱との合体場所である素戔嗚神社に出発です。
神主さんと正装した仲人さんを先頭に雌綱を担ぎ、川向うの江包地区の神社まで歩きます。 先ほどまでの笑顔が
消え、どの顔も真剣そのものです。さすがに重いのか途中で何度かの休憩がありますが、そのたびにビールやお酒が振る舞われ景気づけ。 なかなか出発しない雌綱に神主さんも苦笑い(笑)。 珍しい農耕儀礼を見ようと見物客も毎年増えているように思います。


①.jpg


②.jpg


③.jpg


④.jpg


⑤.jpg


⑥.jpg


⑦.jpg


⑧.jpg


⑨.jpg


どろんこの笑顔  お綱祭り(大西地区編)① [お祭り]

 地元、桜井市の奇祭、大西地区と江包地区の二つの集落で行われたお綱祭りをお届けします。 今回は大西地区の様子です。 乙な祭りは、大西と江包の両地区から重さ600Kg以上もある雌綱と雄綱を出し、素戔嗚神社の前で合体し、安産や子宝、豊作などを祈願する珍しいお祭りです。 素戔嗚神社に出発する前には、水を撒いた田んぼで泥相撲がおこなわれます。 老いも若きも泥だらけになり、相撲を取りそのあとには楽しげな笑い声が響き渡ります。 お祭りでお酒も入っていますので見物客へのサービス精神も旺盛です(笑)。


①.jpg


②.jpg


③.jpg


④.jpg


⑤.jpg


⑥.jpg


⑦.jpg


⑧.jpg


⑨.jpg 

巫女、美しく  初えびす③  [お祭り]

 御湯(みゆ)の神事の続編です。
 神殿に祈りを捧げた後、鈴と御幣を手に神楽が始まります。 ひとつひとつの所作が美しく小柄な巫女さんがひと際大きく見えます。 塩で清められたあと、八つのお釜に米、酒が入れられます。 そしてもう一度、祓い清められ、ひとつひとつのお釜からお湯を桶に汲み出され、神前に奉納されました。 そして、クライマックスは、束ねられた笹をお湯に浸し、振りかざされます。 飛び散る大粒の水滴、真っ白な湯気が、巫女さんを隠すほどもうもうと立ち上ります。 見物の人たちにも容赦なく大粒の湯の玉が飛んでいきますが、巫女さんも髪の毛まで濡れています。それでも表情ひとつ変えずに同じ動作が繰り返されます。 巫女さんのすべての動作が美しく、全身から清らかな雰囲気が漂ってきます。 
 御湯(みゆ)の神事のいわれなど詳しいことはわかりませんが、神聖な儀式に立ち会うことができ、清々しい気持ちになりました(笑)。


①.jpg


②.jpg


③.jpg


④.jpg


⑤.jpg


⑥.jpg


⑦.jpg


⑧.jpg


⑨.jpg


⑩.jpg


⑪.jpg


 明日は残業ですので予約投稿です。 皆様方への訪問は遅くなりますがお許しください(笑)。


 
  

御湯(みゆ)の神事  恵比須神社初えびす② [お祭り]

 恵比須神社に到着した時、最初に目についたのは、八つの釜でチンチンに沸かされているお湯でした。 きっとなにか神事があるのだろうと初えびすのポスターに目をやると御湯(みゆ)の神事の文字。 初めて見聞きする文字に想像を膨らませながらも場所の確保です。 お湯を使った神事というのはわかりますが、どこでどのように
おこなわれるのかがわからないため祭壇が飾られている向かい側にとりあえず陣取りました。 拝殿では、神事の前のお祈りでしょうか、厳かな雰囲気。 お釜の周囲、四カ所に立てられた竹に縄が張られシデが付けられていきます。 危険防止というよりも、この縄が神と人間界との結界なのでしょう。 立ち入ることが許されない神の領域、いやがうえにも雰囲気が盛り上がります。 やがて静々と白装束の巫女さんが入ってきました。 拝殿の方を向き、ゆっくりと祈りの儀式が始まりました。 この続きは、明日お届けします(笑)。


 八つのお釜にお湯が沸かされています。 きっとなにかありそうな雰囲気がプンプン。

①.jpg


 四隅の竹に縄が張られ、紙垂(しで)が取り付けられ結界が張られます。

②.jpg


 祭壇が設えられ神様への捧げものが置かれています。

③.jpg


 拝殿が、なにやら慌ただしくなってきました。

④.jpg


 祝詞が始まりました。

⑤.jpg


 神聖な神の領域。

⑥.jpg


 白装束の巫女さんの入場

⑦.jpg


 神殿に向かってひざまずき、祈りがささげられます。

⑧.jpg


 その姿がとても神聖で神々しいです。

⑨.jpg


 明日に続きます(笑)。 

のこり福をいただく 三輪恵比須神社初えびす① [お祭り]

 しばらくは地元、桜井市を中心にお祭りや年中行事をお届けします(笑)。 
 2月7日 午後から年休を取って桜井市三輪の恵比須神社の初えびすに出掛けてきました。 この恵比須神社は、日本で最初に開かれたの市場、海柘榴市(つばいち)の守護神として崇拝されてきました。
 初えびすもこの日が最終日で宵宮、本えびすに続くのこり福でした。 笑顔いっぱいの福娘に気分もよくなりたくさんの写真を撮りました(笑)。 のこり福のこの日は、御湯(みゆ)の神事、和太鼓の演奏、ごくまきなどもおこなわれ、いつもは静かな境内がとても賑わい華やかでした。 今日は、笑顔の可愛い福娘を中心にお届けします(笑)。


①.jpg


②.jpg


③.jpg


④.jpg


⑤.jpg


⑥.jpg


⑦.jpg


⑧.jpg


⑨.jpg


⑩.jpg

御祓祭(おんぱらまつり) [お祭り]

 おんぱら祭りは大神神社の摂社のひとつ綱越神社の夏越の祓いとして執り行われています。
夏越のはらいは、茅の輪をくぐり、この時「みな月の夏越しのはらえするひとは千歳の命延ぶと言うなり」の古歌が唱えられ、半年間の内についた罪・穢れをお祓いする「おんはらい」のお祭です。 普段は、目立たない小さな神社ですが、この日ばかりは、大混雑です。 社殿の前で紙で作られた、安倍晴明の式神のような人形(ひとがた)に罪穢れ、を封じ込め健康と安全をお祈りします。 夏の夜の風情あふれるお祭りです(笑)。



①.jpg


②.jpg


③.jpg


④.jpg


⑤.jpg


⑥.jpg


⑦.jpg


⑧.jpg


⑨.jpg


⑩.jpg

鬼、駆け巡る③ [お祭り]

 だだおしも鬼の登場でいよいよクライマックスです。 このクライマックスのシーンを撮ろうと思って三年間通っていますが、何回チャレンジしても難しいです。 今年は、特に雨模様で暗かったうえに鬼の動きが予測できず、夢中でパチパチとシャッターを切っている有様です。 シャッタースピードやピントも関係なくただ夢中。
 青、緑、赤の鬼が本堂を三回ほど駆け巡りますが、ちょうど私の目の前あたりで青と緑がすれ違います。 その時にお互いの松明を打ち当てて火の粉を散らすので大変です。 飛び散った火の粉でダウンジャケットのフードに穴を空けた女性もいたほど至近距離で豪快に松明を打ち合います。 写真は撮りたい、逃げる用意も必要ととにかく大変なのです(笑)。 鬼が暴れるほどに松明も大揺れになり、本堂の天井を焦がさんばかりの勢いです。 余りにも派手に松明を振り上げたために火災報知が反応してベルが鳴り響くハプニングも(笑)。
 この松明の燃え残りを持って帰ると一年間、健康でいられると言われています。 私も小さいのを三つほど拾って帰りました。


 まず最初は、青鬼の登場です。

IMGP9113@.jpg


 とにかく鬼の動きが予測できません。 フラフラと歩いているかと思えば、いきなり観客を威嚇したりと大変です。 私も眼前30Cmまで何度も顔を持ってこられました(笑)。

IMGP9128@.jpg 


 やや遅れて、緑の鬼が逆の方からやってきます。 ちょうど私の前ですれ違いますので撮影も忙しいです。

IMGP9129@.jpg


 松明の炎が天井を焦がすような勢いです。 二つの松明が打つ当てられると豪快に火の粉が飛びます。
この松明の重さは約130Kgと言われています。

IMGP9134@.jpg


 最後に登場の赤鬼。 迫力を出すためには、少々のブレも気にせず撮りました(笑)。

IMGP9146@.jpg


 さすがに鬼の大将の赤鬼は貫録がありました。

IMGP9150@.jpg


 だだおしが終わって登廊を下る頃には、辺りも薄暗く、長谷寺もいい雰囲気に包まれます。

IMGP9176@.jpg


 帰ろうと思った時、法要の導師一行が階段を下ってきました。 手には、提灯を持ちとても幻想的です。

IMGP9190@.jpg


 長谷寺の紋が入った箱に納められているのは、一年に一度だだおしのために使われる宝印など秘宝。
大切に来年まで保管されます。

IMGP9192@.jpg

雨のだだおし② [お祭り]

 修二会結願大法要 だだおしの続編です。
例年は、早くから本堂の周囲を取り巻くように写真撮影のためのカメラマンでいっぱいになるのですが、今年は雨のためか誰もいません。 みなさん本堂に避難しているのか、その分本堂の中は混雑しているようです。 そんなこともあり、私は余裕で本堂近くを散策したり休憩所でコーヒーを飲んだり時間を潰していました(笑)。 それでも鬼の登場一時間前には、本堂横で場所を確保して待機しました。 数人の方が同じように待機され、私と談笑に花が咲きます。 鬼は何時頃でますか? どちらの方角から現れますか?など色々と質問され一時間が早く感じられました(笑)。 5時近くになると太鼓や法螺貝の音が本堂からけたたましく聞こえてきて、ドヤドヤと本堂から人が溢れ、たちまち人の波に囲まれてしまいました。  いよいよクライマックスの鬼が大松明をかざして
本堂の外で暴れます。 来た!! 最初は青鬼の登場です。 かなりお酒に酔っているのか今年の鬼はフラフラと歩きサービス満点です。
 明日も、だだおし鬼編をお届けしますのでよろしくです(笑)。


 本堂では、法要が続けられています。 私はその時間を利用して本堂周辺を散策です。

①.jpg


 雨と灯籠の明りがだだおしのムードを高めてくれます。

②.jpg


 本堂下、大国堂横の石の観音様も雨でしっとりと静かに佇んでいます。

③.jpg


 導師様を先導された男性もひと時の休憩。 お疲れ様でした。

④.jpg


 本堂から見える与喜山も雨に煙ってだだおしの演出に一役買っています。

⑤.jpg


 待つこと一時間、太鼓と法螺貝がけたたましく響くと鬼が本堂を逃げまどいます。
まずは、青鬼の登場。 見物のカメラマンにも迫ってきます。 

⑥.jpg


 鬼の後ろを真っ赤に燃えた大松明が付き従います。

⑦.jpg


 鬼が人々を脅かすのですが、足元が少し怪しいです。 寒さと景気づけのお酒を召し上がりすぎたかな(笑)。

⑧.jpg


 明日の鬼編もよろしくです(笑)。


修二会結願大法要 だだおし① [お祭り]

 2月14日 代休だった私は、長谷寺の修二会結願大法要だだおしの撮影に出掛けてきました。
昨年は大雪、今年は雨のだだおしとなってしまいました。 午後2時過ぎ、雨の降る中を傘を差して長谷寺に向かいましたが、お寺への道は、私と同じ目的のカメラマンがたくさん歩いています(笑)。
 長谷寺のだだおしは、二月堂のお水取りと並ぶ大和路に春を告げる代表的な火祭りです。 
2月8日から七日間行われる修二会の締めくくりとして結願の大法要がだだおしで、一年間の罪や穢れを観音様の前で懺悔し悔い改める法要のあと、寺宝である黄金の宝印を参拝した善男善女の額に押し当て悪鬼退散と加持祈祷がおこなわれます。
 クライマックスは、長谷の里を荒しまわり法要に乱入した赤、青、緑の悪鬼を観音様の法力で退散させるという場面です。 今日は、導師入堂から法要までの様子をお伝えします(笑)。


 今年のだだおしは、雨になり登廊の灯籠にも灯りが入り、いい雰囲気です。

IMGP9014@.jpg


 午後三時、仁王門横の昭和寮より導師一行が鐘を先頭に静々と登廊を登られます。

IMGP9038@.jpg


IMGP9045@.jpg


 本堂に到着し、入堂する悔過導師(けかどうし)一行。 写真を撮ろうとするカメラマンで超混雑状態です。

IMGP9050@.jpg


IMGP9051@.jpg


 与喜山も雨に煙り、だだおしの雰囲気を盛り上げてくれます。

IMGP9087@.jpg


 観音様の前に導師も到着し、いよいよ法要の始まりです。

IMGP9064@.jpg


 内陣では声明(しょうみょう)が唱えられています。 声明とは仏典に節をつけた宗教音楽で、美しい節でコーラスのようです。

IMGP9065@.jpg


 法要に参列した善男善女を前に法話が始まりました。

IMGP9067@.jpg


 昨夜は、うちの愛犬に大変なことが起こり皆様方のブログにコメントを残せず、申し訳ありませんでした。

いつものように食事の片づけが終わるまでゲージに入っていた愛犬、鼓太郎の様子がなんだか変です。 しばらくすると、全身が硬直し体を弓なりにさせ痙攣させています。 初めてのことでびっくりしてしまい、病院へ連れて行くことにしましたが、かかりつけのお医者さんは休診日で看ていただけるお医者さんを探し連絡をしました。
 薄い部屋着にダウンを引っかけ大慌てで病院へ向かいましたが、寒さと緊張でこちらまで震えるようでした。 発作はものの1~2分でおさまりましたが、本当に生きた心地がしませんでした。 昨夜は、心配で夫婦でゲージのあるリビングのホームゴタツで寝ましたが、ほとんど眠れず今日は眠いです。 血液検査などの結果、内臓等に異常はなくどうやらてんかんのようです(涙)。 家に帰ってからもHPで対処方法などを検索し、当分は食事にも気を配りストレスのない生活を心がけようと思っています。

綱掛け祭り最終編 [お祭り]

 仲人さんの七回半の催促で祭りもいよいよクライマックス。 江包の雄綱が、やっと重い腰をあげました。
雌綱の待つ、素戔嗚神社を目指して田んぼの中を一直線に進みます。 泥だらけの顔で一生懸命に運ぶ姿は迫力たっぷりで壮観です。 素戔嗚神社前で雄綱と雌綱がいよいよ合体。 大勢の人が力を合わせ、二つの綱を一つにして神社入り口に巨大しめ縄が掛かりました。


 仲人さんも七回半の催促に顔もげんなりとお疲れの表情です(笑)。

①.jpg


 雄綱が担ぎ上げられいよいよ出発の時です。

②.jpg


 これだけの大注連縄を足元の悪い田んぼの中を運ぶのは息を合わせなければ非常に危険です。

③.jpg


 「道を開けろ!!」と大きな怒声が響きます。 近づいた雄綱、どの顔も泥相撲の時の陽気な表情とはまるで違って真剣そのもの。 雄綱の下敷きになれば、怪我どころではすみません。

④.jpg


 神社前に到着した雄綱に殺到するカメラマンたち。 私も前に行きたいのですが・・・(涙)。

⑤.jpg


 雌綱の輪になった部分に雄綱を合体させる作業中。

⑥.jpg


 悪戦苦闘の末にやっと合体が終了しました(笑)。

⑦.jpg


 二つの大綱がひとつの注連縄となり、ゆっくりと引き上げられます。

⑧.jpg


この後、結婚を祝う手打ちが行われ、神職によるお祓いで無事終了。めでたし、めでたし(笑)。 
五月中旬までこの状態で置かれた後、降ろされます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。