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野見宿彌と十二柱神社 出雲探訪記① [神社]

 紅葉の写真が続きましたのでひとまずは趣向を変えて出雲探訪記をお届けします。
出雲と言っても島根県の出雲地方ではなくご近所にある出雲集落です(笑)。私が受講している地域史講座のフィールドワークとして出雲の歴史などをお勉強してきました。
 その集合場所がここ十二柱神社です。石灯籠が立ち並ぶ神社の神殿は小さいながらも堂々とした建物です。元々の出雲の集落は、出雲集落の背後、三輪山東方の纏向山の嶺にあるダンノダイラと呼ばれる場所にあったと言われています。そのダンノダイラには今も巨大な磐座や天壇と呼ばれる祭祀跡が残っていて出雲の人にとっては聖なる場所です。地域の古老の話では明治の初め頃までは年に一度村人全員がダンノダイラに上り出雲の祖先を祀り偲び、御馳走を食べたり相撲を取り一日中過ごしたらしいです。その後現在の地に移り十二柱神社を産土神として祀るようになったようです。
 また、この十二柱神社の境内は武烈天皇の宮があったところのようです。 もう一つの特徴として相撲の始祖である野見宿彌(ノミノスクネ)の出生地で今も野見宿彌の五輪塔が境内の一角に祀られています。また、神社入り口の鳥居の隣にある狛犬を支えている台座の四隅をお相撲さんが支えています。野見宿彌にまつわる話は、またのちほど詳しくお話しします。
 いろんな話を地元の人から聞きながら楽しいフィールドワークになりました(笑)。


 十二柱神社の境内

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 武烈天皇の宮跡を印す、泊瀬列城宮(はつせのなみきのみや)石碑と武烈天皇を祀る小さな祠

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 お天気のよいフィールドワーク日和になりました。

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 野見宿彌の五輪塔 県内二番目の大きさ

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 お相撲さんが支える狛犬と力士
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