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本堂を独り占め 長岳寺③ [お寺]

 ひと通り境内の庭を散策した後は、本堂に向かいます。 山の辺の道に残る長岳寺は天長元年(824)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建された古刹であり、盛時には塔中四十八ヶ坊、衆徒三百余名を数えたそうであります。 
 本堂への階段をあがると涼しい風が吹き抜け気持ちよかったです。なにげなく上を見上げると血天井の伝説と書かれた案内板がありました。何度も訪れている長岳寺ですが、初めて気づきました。
 戦国時代、長岳寺後方にある竜王山に築かれた大和の豪族、十市氏の城が松永弾正に攻められ長岳寺境内でも戦闘になり、切られた十市方の武将の血だらけの足跡が縁側に残ったそうです。その縁側の板を天井に張り替えたとありました。
 その縁側から本堂をのぞくと重要文化財の薬師三尊が薄明りに照らされていました。こちらは撮影禁止の看板が見当たらないのでいつも撮影させていただいています。 ご本尊に心の中で「撮らせていただきます。」と断りを入れてから撮影しました(笑)。 本堂には私ひとり、思う存分撮らせていただこうと思っていましたが、誰もいない本堂での撮影は逆になんだか落ち着かず、早々に退散しました(汗)。


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