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磐余道、山田廃寺辺り [風景]

 桜井から山田を抜けて明日香まで続く古道、磐余(いわれ)道。 その途中の山田廃寺辺りは、長閑な古民家が残り、ほっとするような風景が残っています。 山田廃寺への入り口付近に建つ、石の道標に誘われるようにやってきました。 ちなみに題字は、井上 靖と刻まれていました。 山田寺は、蘇我倉山田石川麻呂の発願によって7世紀半ばに建てられたお寺で中門・塔(五重塔と推定)・金堂・講堂などを持つ大伽藍でしたが、平安時代ごろからしだいに衰退していきました。 明治の廃仏毀釈により廃寺となってしまいました。 
 開基である石川麻呂は、蘇我一族蘇我(馬子は祖父、蘇我蝦夷は伯父、蘇我入鹿は従兄弟)でありながら中大兄皇子に協力し乙巳の変後に右大臣に任ぜられた人で孫に持統天皇を輩出しています。
 昭和50年の発掘調査では東回廊の建物が土中より発見され大きなニュースにもなりました。


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